令和4年12月定例会の報告
12月17日(土)に今年最後の12月定例会を開催しました。今月は6名の方から見学申込がありましたが、その中で3名の方が見学されました。中には来年3月開催予定の第17回の検定受検を目指す方もおられました。
第一部は外部講師による教育講演として、京都橘大学健康科学部臨床検査学科の池田哲也教授をお招きして「痛みのメカニズム~慢性疼痛とその緩和~」というテーマで講演を頂きました。「痛み」は私たちにとって身近な健康テーマですが、あまり学ぶ機会がないことから会員の関心も高かったと思います。講演は時間の短い中、私共に興味のある視覚の錯覚などを交え、痛みの定義に始まり痛みを感じる神経系の仕組みを詳しく説明して頂きました。その上で、先生が研究されている慢性痛の触覚だけで痛みを感じるアロディニアの仕組みや神経細胞に影響を与えるグリア細胞、いろいろな慢性痛の治療方法等について教えて頂きました。慢性痛に罹患した時は、適切な治療によりQOLやADLの向上に努めたいと思います。
第二部の会員による発表の前半は、株式会社イーウェルにお勤めの前野さんによる「健康経営の成功事例と事業者に与える影響」というテーマで、実際に取組まれている業務の一端も含めて発表を頂きました。
会員発表の後半は、健康運動指導士でもある中村さんによる「人工透析病棟での運動指導」というテーマで発表おして頂きました。中村さんは人工透析患者に対する透析中の運動指導を過去にされていた経験を通して、運動療法の導入の必要性についての発表でした。
池田先生
池田先生
前野さん
中村さん」