令和6年2月定例会の報告

2月17日(土)に、心斎橋にて2月度の定例会を開催しました。今月の教育講演は奈良市にお住いの管理栄養士の中西純枝先生をお招きして、「SDGsな日本のお茶で心身健康」というタイトルで講演をいただきました。
中西先生は、「大和茶」の商品化を行う傍らフードコーディネーター、カフェプランナーとして活躍されています。奈良のお茶は聞いたことがないという方もおられるかと思いますが、奈良市のホームページでは「806年、弘法大師が唐よりお茶の種子を持ち帰り、奈良・宇陀に植えてお茶の製法を伝えたことが大和茶の起源とされています。仏教と深く関わっていたお茶は寺院を中心に広がり、室町時代には奈良出身の茶人、村田珠光によって茶の湯の精神「わび茶」が誕生し、現代に至っています。」と記載されています。
中西先生の講演では、お茶の歴史からはじまり、現代の研究に基づくお茶の心身の健康に与える効用などについてお話をいただきました。更に、水分補給として飲むお茶が野菜摂取の栄養補給にもなることや、茶殻を有効に使ったり、マイボトルなどで持ち歩くことによりSDGsにもなるということでした。講演の終了後に、中西先生が商品化されている粉末の大和茶と、茶葉の大和茶との試飲をさせていただきました。
第二部は、杉岡会長から4月から始まる令和6年度の定例会の運営について説明がありました。これまでとの違いは、まず定例会会場の基本会場を大阪大学中之島センターに変更すること、会場での教室型の定例会ばかりではなく、会場以外での定例会も取り入れることにより会員相互のコミュニケーションを図っていきたいという説明がありました。

 

中西純枝先生

 

中西純枝先生

 

中西純枝先生