令和3年10月定例会の報告

関西の2府1県も新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除となって、初めての定例会を10月16日に開催しました。今月の第1部は大阪薬科大学名誉教授でもある当会の藤田相談役による「血液よもやま話」シリーズの第5回目として~止血の第一線 血小板~というテーマで教育講演をお願いしました。
講演の内容は、(1)血小板と出血/止血、(2)血栓とその生成過程、(3)出血傾向と出血性疾患、(4)血栓傾向と血栓性疾患(血栓症)でした。出血と止血の違いから始まり、血液の凝固、血栓に係る血小板の働き等について学びました。
後半の第2部は、管理栄養士、健康運動指導士、肥満症生活習慣改善指導士等の資格、認定を保有し、日々保健指導に携わっている山下会員に「脂質を上手に摂りましょう」というテーマで発表をお願いしました。5大栄養素シリーズの第一回目として、脂質を取り上げて頂きました。脂肪や脂質は私たちの健康にとって悪い物というイメージがありますが、脂質の種類やその働きを正しく理解することにより日々の食事において上手に摂取していく方法を学習しました。これまで当会では、栄養や食事に関するテーマの発表ができなかったのですが、専門職でもある山下さんの発表をトリガーにテーマの広がりが可能となりました。次回は1月に「糖質」(炭水化物)について発表を予定しています。