令和7年6月定例会の報告

6月28日(土)に関西会の6月度定例会を開催しました。この日の第一部の外部講師による教育講演は、帝塚山学院大学 食環境学部専任講師の勝川路子先生にお願いをし、「食事で身体フレイルを予防する」というタイトルでお話をいただきました。先生には予めの打ち合わせで、女性の健康に役立つ食事のアドバイスをご教授いただくようお願いをしておりました。講演の内容は、 身体フレイルの予防のための日々の食事の大切さと、要介護につながる骨粗鬆症や貧血の予防などに向けて、食事を大幅に見直すのではなくいつもの食事に「ちょい足し」することによってタンパク質や鉄分の摂取量を増やせる方法を教わりました。聴講に来られていた80歳の一般の方に翌日お会いした時に「すごく解りやすくて、これならできる」と、たいへん喜ばれていました。
 第二部は当会の杉岡会長が「我が国の老人クラブの現状と課題」というタイトルで発表を行いました。杉岡会長は現在、神戸市老人クラブ連合会様に新しい事業の提案をされています。事業内容については守秘義務の関係で触れられませんでしたが、1963年制定の「老人福祉法」を法的根拠として創設された当時の高齢者と、令和の時代の高齢者の違いを国のデータ等を用いて説明し、全国の老人クラブの共通の課題とされている「会員の減少」と「クラブ会長の退会に伴う解散」の実態について発表をされました。

勝川先生講演資料①
勝川先生講演資料 ②
杉岡会長発表資料