令和7年9月定例会の報告

9月20 日(土)に健康マスター関西会の9月度定例会を開催しました。この日の第一部は、大阪医科薬科大学副学長で薬学部薬品作用解析学研究室の大野行弘教授による「幸せホルモン『セロトニン』と脳の病気」というタイトルで教育講演をお願いしました。講演でのお話は、脳の構造と機能からセロトニン神経系と5-HT受容体のお話に始まり、代表的な不安障害とうつ病の発症メカニズムと疾病の症状の説明をお聞きし、その後で「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」、「5-HT1A作動性抗不安薬」、「SSRI(抗うつ薬)」について私たちにも理解できるよう配慮頂き、教え頂きました。
 第二部の会員発表は、管理栄養士の山下佐知子さんが「メタボとフレイル対策の食事指導」というタイトルで発表を行いました。メタボリック症候群のリスク保有者の仮想モデルを例に挙げ、本人による主観的情報と特定健診項目の数値による客観的情報から、状況を総合的に評価し、保健指導の計画策定の事例を学習しました。 

大野 行弘先生
山下 佐知子さん(管理栄養士)