令和4年6月定例会の報告

6月18日(土)に健康マスター関西会の6月度定例会を開催しました。今月は3名の方がリモートで見学をされました。今月の定例会は初めての試みとして、第一部に管理栄養士の山下さんが「たんぱく質を上手に摂りましょう」の発表を行い、第二部では山下さんの発表を受けて大阪医科薬科大学名誉教授でもある当会の藤田相談役による「遺伝情報とタンパク質およびアミノ酸/タンパク質の化学」というタイトルで教育講演を行って頂きました。事前にお二人には内容のすり合わせを頂き、これまでにない定例会が実現しました。
第一部の山下さんの発表は「上手に摂りましょう」シリーズとして、脂質、糖質に続く3番目のたんぱく質となります。たんぱく質とは、たんぱく質の役割と種類、1日の摂取量、アミノ酸スコアなどが主な内容でした。これで三大栄養素の「上手に摂りましょう」シリーズが終了し、次はビタミンを予定して頂いています。
第二部の藤田相談役の講演の内容は、「生命とタンパク質」「遺伝情報とタンパク質」「タンパク質の運営と挙動」「アミノ酸/タンパク質の化学」という4つのテーマからなり、タンパク質が生命現象と生命活動のすべてに関与し、生物の根幹を支えるものとして種(子孫)の保存に欠かせない遺伝情報の役割と、自己(個)の保存・生存として様々な環境変化に適応していくタンパク質の役割などを興味深くお聞きしました。

山下さん

 

藤田相談役

 

会場風景