令和4年7月定例会の報告

7月16日に会場とZOOMによるハイブリッド型で定例会を開催しました。コロナの「BA.5」による第7波の感染拡大の中、両方合わせて22名の方が参加されました。
第一部は大阪医科薬科大学薬学部の幸田祐佳准教授から「肥満に伴う糖尿病と睡眠障害」というタイトルでの教育講演を戴きました。コロナパンデミックの中で在宅勤務や外出自粛などで生活行動が大きく変化しましたが、その影響もあって肥満・糖尿病・睡眠不足といった生活習慣病のリスクが拡大しているというデータを示されました。特に糖尿病の方はコロナウイルスのスパイクタンパク質とACE2受容体が結びつきやすく重症化するとのお話もありました。このような肥満・糖尿病・睡眠は個別の課題として捉えるのではなく、3つのトライアングルの関係にあり脳腸相関という共通の課題として捉えることができるため、腸内環境を整えることが大切であるとのお話でした。
第二部は会員の北さんの「3つの呼吸法で心身とも健康に」というテーマの講演と実技指導を交えた発表でした。北さんは呼吸筋ストレッチ体操認定指導士の認定を取得しており、呼吸をつかさどる肺に関わる筋肉のストレッチの重要性と実技を指導いて頂きました。また、お腹を凹ませたり膨らませたりしてインナーマッスルを鍛えるドローインと、気持ちを落ち着かせる腹式呼吸によって自律神経の副交感神経を優位にする運動指導も併せて指導頂きました。

幸田先生

 

北さん

 

会場体操風景