令和5年1月定例会の報告
1月21日(土)に関西会の今年最初の定例会を開催しました。今月の第一部は、大阪医科薬科大学名誉教授でもあり、当会の相談役でもある藤田相談役に「臓器と疾患(1)心臓と心疾患」というテーマで教育講演をお願いしました。昨年のシリーズは「血液よもやま話」のテーマで、血管と血液、血球、血漿と血液検査などを取り上げて頂きましたが、今年からは「臓器と疾患」の新シリーズで教えて頂きます。
第1回の内容は「心臓と心疾患」の前半です。講演の全体構成は①心疾患の現況、②心臓のしくみ(形態と構造)、➂心臓のしくみ(機能、心電図ほか)、④心疾患の概要という4編から成っています。今月はそのうちの前半の①と②について講演を頂き、残りの➂と④は3月の定例会で実施をお願いしております。
第二部は会員発表です。1人目は小山さんが「新型コロナ感染症ホテル療養体験記」という内容で、昨年7月にご自身が新型コロナに感染された時のホテル療養の体験を発表されました。ホテル療養についての事前情報が乏しい中で、家族の差し入れも禁じられ、仕方なくアマゾンでカップ麺など購入した貴重な体験談でした。
二人目は北さんの「オーラルフレイル予防」として、特に嚥下機能を保持するための喉やお口を鍛える体操の実技指導を行って頂きました。北さんは神戸を中心に呼吸器やボイストレーニングの指導をされており、今回も発声や舌の運動、顔の表情筋体操などを指導して頂きました。参加者の疲れたような声や滑舌の悪さも、指導の終盤では参加者全員が笑顔と素晴らしく声に変身しました。
藤田相談役
小山さん
北さん