令和7年1月定例会の報告

1月18日(土)に令和7年1月度の定例会を開催しました。今回はいつもと異なり3部構成で講演・発表を行い、終了後に会場参加者で新年会を開催しました。定例会の第一部の外部講師による教育講演は、大阪医科薬科大学薬学部薬物治療学Ⅰ研究室講師の田中早織先生に「ウイルス性肝炎について」というテーマで講演をお願いしました。講演では肝臓の働きやウイルス性肝炎の急性肝炎や慢性肝炎の違いなどをお聞きし、更にA型・B型・C型肝炎のそれぞれの特徴と治療薬について詳しく教えて頂きました。肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように罹患しても本人に自覚症状がないため解りにくいことから肝炎ウイルス検査を受診することが求められます。
 第二部の会員発表は、大野副会長から100年ヘルスケアバイブルⅡの健康経営の学習のフォローとして「健康経営の基本的な理解に向けて」というテーマで発表をお願いしました。健康経営はアメリカで民間主導で始まり、日本では官主導で独自の進化を遂げて来たという歴史の流れから始まり、国の施策の内容や企業のWell-Being経営の注目する事例などを紹介されました。 そのうえで、健康経営のあり方として、現役世代を対象とした従業員への健康経営の取り組みが、定年後の高齢期の生涯に渡る健康保持にまで影響を及ぼすことが重要であるというユニークな発表内容でした。
 今月は、時間を延長して特別発表として大阪・関西万博のボランティアの基本研修を終えられた会員の鍵さんに「くるぞ万博、いくぞ万博」というテーマで発表をお願いしました。万博は4月13日から開催されますが、現時点ではパビリオン等の詳細な情報がまだ公表されていない時期でもあることから、今回は万博の概要や開催の意味、会場までのアクセス、チケット購入など基本的な情報とキャラクターミャクミャク誕生の話などを中心に話をして頂きました。

田中早織先生
大野恭平さん
鍵麻樹さん
会場風景