令和7年8月定例会の報告
8月16日(土)に関西会の8月度定例会を開催しました。この日の第一部は当会の藤田相談役(大阪医科薬科大学名誉教授)による教育講演でした。藤田相談役にはこれまで臓器シリーズして「血管・血液」をテーマに6回、「心臓」について2回、「腎臓」について3回、「副腎」について2回の講演を行って頂きました。今回はその「副腎」の3回目となります。副腎と言えば副腎皮質ホルモンという言葉をよく耳にしますが、今回の講演内容は主に男性の第二次性徴を促進する「副腎アンドロゲン」と、血圧上昇、血糖上昇に影響を与えるアドレナリン、ノルアドレナリンの「副腎随質ホルモン」に関するお話でした。副腎の教育が終わりますと次からは「甲状腺」について教えて頂く予定です。
第二部は大塚製薬(株)にお勤めの当会の赤木大輔さんに発表をお願いしました。当会の会員発表はこれまで高齢者を対象としたテーマが多かったのですが、今回は若い人を対象とした①「プレコンセプションケア」と、②「朝食のメリット・朝食欠食のデメリット」という2つのテーマで発表をされました。「プレコンセプションケア」という言葉は初めて聞いたという方も多くいましたが「妊娠前の健康管理」という意味になります。特に日本の若い女性は低体重が多く、BMI18.5 未満の「やせ」の女性の割合は、諸外国に比較して極端に多くなっているのが現状です。また、妊娠前・妊娠初期段階に必要な葉酸の摂取量が低いというデータなどを示し、日本の若い女性の現状を発表されました。発表をお聞きして「プレコンセプションケア」は女性だけに問題ではなく男性も含めた社会全体で取組む必要がある課題であると痛感しました。②「朝食のメリット・朝食欠食のデメリット」についても、特に大阪府にお住いの20歳代、30歳代の女性は、全国平均よりも飛び抜けて朝食の欠食者が多い割合となっています。このようにの国のデータや資料を活用しながら朝食摂取の大切さを啓発されました。


