令和7年11月定例会の報告

11月15 日(土)に健康マスター関西会の11月度定例会を大阪大学中之島センターで開催しました。

この日の第一部は、言語聴覚士の武縄睦実先生に教育講演をお願いしました。武縄先生は大阪府内の自治体を中心に認知症予防関連の講演やプロジェクトに参画されておられます。今回のご講演では、当会として言語聴覚士という国家資格がよく理解できていないので、言語聴覚士がどのような健康関連の活動をされているのかというテーマについてお願いをしました。武縄先生からは、これまでに対応されてきた新生児から高齢者までのライフスタイル毎の幅広いケースについて事例を基に詳しくお話を頂きました。様々なケースについて一貫していることは、障害や疾病を抱える患者ご本人へのケアは当然ですが、回りの家族や日頃身近にケアをされている方に対する配慮や心構えの大切さを協調されていました。特に新生児の障害がわかった時の母親に対する心のケアにまで及ぶ活動には改めて認識し、たいへん勉強になりました。


 第二部の会員発表は元感染症専門の看護師長をされていた福本秀子さんに「長寿の基準」というタイトルで発表をして頂きました。福本さんは、現在は大阪市高齢者リーダー協議会会員で多くの講演をされています。今回の発表の主な内容は、高齢者の長寿に必要な「生きがい」の大切さと、健康寿命についてのお考えとなりました。

武縄先生
福本さん