1月15日（土）に今年初めての定例会を開催しました。年明けからオミクロン株の感染状況が急増しましたが、見学者も含め会場とZOOM参加を併せて27名の方が参加されました。
第一部は神戸市立西神戸医療センター薬剤部長の森本茂文先生による「抗がん剤のお話」というテーマで教育講演をいただきました。講演の内容は、現在の総合病院の薬剤師の業務や最先端の処方技術などの紹介、近年のがんの動向、がんという病気について等たいへん勉強になりました。抗がん剤の変遷から最新の新薬に至るまでは、先生から難しい話なのでプロ野球にたとえて説明しますと断られて話をされましたが、それでも個々の薬剤の話は専門性が高く理解できませんでした。しかし、抗がん剤の開発が「ご飯が食べられる抗がん剤」という副作用を克服することに重点をおいた開発であったことや、最新のがん免疫療法の免疫チェックポイント阻害薬の話は興味を持ってお聞きすることができました。
第二部は、管理栄養士でもある山下佐知子さんの「糖質を上手に摂りましょう」というテーマで発表をして頂きました、昨年10月の「脂質を上手に摂りましょう」の第2弾となります。炭水化物を構成する糖質と食物繊維のそれぞれの分類や役割をはじめ、１日に必要な摂取量や計算方法などについて学ぶことができました。また、糖尿病予防のためのグリセミック・インデックス(GI）のお話や以前から要望のあった糖質カットのダイエット法の注意点などにも触れて頂きました。